2022(令和4)年10月2日(日)
―可視化された学習に向けて―【発表原稿】
2022(令和4)年8月9日(火)
Towards Data Science of Philosophy for/with Children:
How to Measure the Effect Size of Dialogue and Inquiry-based Learning
を子どもの哲学国際学会(ICPIC)にて発表。
豊田光世先生、田中伸先生との共同発表でした。
p4cの仲間たちと再開でき、新しい仲間が出来ました。
今朝、燕の巣が空っぽ。昨日までは雛が2羽いたのに、どうしたのでしょう?!
しばらく見つめていると、親鳥2羽が私の頭上を横切りました。
すぐに舞い戻って旋回。続いて雛鳥2羽が頭上を横切り、また旋回します。
親鳥:「お世話になりました。雛たちが今朝巣立ちました。紹介します。」
雛鳥:「ありがとうございました!飛べるまで成長しました!」
そう間違いなく伝えて、飛び立ってゆきました。
親鳥2羽は、巣作り頃に拙宅のリビングに交互に入ってきては、ホバリングし、
「これから軒下をお借りします。」
と挨拶し、旅立ちの日にもこうして挨拶してくれたのです。
心が通い合う燕たちでした。
私もカラスの危険から雛たちを守ることができ、責任を果たせました。
Rパッケージ「ESizeCoHedg.dnsty02」を追加開発しました。
ESizeCoHedg.dnstyの密度分布曲線に、2群の平均値のラインを追加しました。
remotes::install_github("p4clover/ESizeCoHedg.dnsty02")
でインストールします。
R利用者のためにRパッケージを2件、新規開発しました!
2群の平均値差の効果量を測定するシステム①「ESizeCoHedg」と②「ESizeCoHedg.dnsty」です。
CohenのdとHedgesのgを出力します。
①は2群の正規分布グラフを2群の平均値と標準偏差から描画します。
②は2群の密度曲線グラフを元データから描画します。
GitHubを利用したパッケージです。
利用方法:
[1] ヘッダー付きの3列のデータセット(csvファイル)を用意します。
サンプルをご覧ください。
1列目は児童生徒のID番号、2列目は1回目スコア、3列目は2回目スコアです。
対応有りでも無しでも利用できます。対応無しの場合は、第2群のID番号を省略します。
csvファイルが「BOM無し」になっていることに注意。
データセットに欠測値(NA)があっても、自動で削除します。
RかR Studioのコンソールに、①なら
remotes::install_github("p4clover/ESizeCoHedg")
②なら
remotes::install_github("p4clover/ESizeCoHedg.dnsty")
と入力。インストールの説明画面が自動で出ますが無視。
次にlibraryで読み込み。①なら
library(ESizeCoHedg)
②なら
library(ESizeCoHedg.dnsty)
のスクリプトで読み込み、以下のスクリプトを入力する。①なら
ESizeCoHedg()
②なら
ESizeCoHedg.dnsty()
すると、データセットを選択する画面が出てくるので、データセットのある場所(ユーザーのPCやUSB)から、データセットを選択すれば、自動で実行され出力されます。
Enjoy!
新しいシステム「平均値差検定システム」を開発しウェブアプリにしました!
開発者は、菅原敏教授と田端です。
平均値差の複数の検定を一度に実施するシステムです。
統計初歩の学習用アプリとしても重宝します。
新編著『IRT分析ソフトEasyEstimationによる 全国学力・学習状況調査の検証と経年比較』(パイデイア出版)が本日発売となりました!
Amazonのネット販売のみです。
少しマニアックですがぜひ手に取っていただきたい1冊です!
本日はいくつかの嬉しいこと挑戦的なことがありました。
記念的メモとして記します。
早朝、燕の巣をカラスから守るディフェンスを作りました。つばめが今季2回目の産卵に入ってくれたようです。
非認知能力の新合成変数「子どもの徳尺度」について心理学的構成概念の説明草稿を書き上げました。これについては今年8月の日本教育学会大会で発表予定です。
非認知能力の重要論文をDS-EFAチームで翻訳する計画を提案し共感を得ました。これから実務に入ります。
新著『IRT分析ソフトEasyEstimationによる全国学力・学習状況調査の検証と経年比較』パイデイア出版がAmazonで出版準備に入りました。6/3出版予定となりました。少々マニアックですが、ご笑覧いただけるなら幸いです。
平均ゾーンシステムをウェブアプリ化しました!
宮城教育大学の板垣翔大先生との共同開発アプリです。同大学の菅原敏先生もお力添えくださいました。
全国学力・学習状況調査の各学校や各自治体の学力データを、今まで以上に有効活用できます。H30、H31、R3の国語と算数数学の結果を、便宜的に経年比較できます。
規約に同意すれば、無料で利用できます。
ウェブアプリ画面を開けば、ネットを遮断しても、データ入力とグラフ化ができます。ユーザーの端末PCで動くウェブアプリですので、入力データの流出はありません。
利用方法については、DS-DEFAホームページをご覧ください。
2022(令和)年2月23日(水・祝)13時〜17時
Zoomオンライン開催
先着200名(※参加無料)
参加申込は、こちらのフォーラム・チラシ(PDF)から。
第1部講師、大根田頼尚氏(文部科学省)は、さいたま型IRT学力調査の開発と実施にたずさわった学力/非認知能力可視化の最前線を走る実務家。現在「教育DX推進室」にて室長補佐を務める。
第2部講師は、教育効果の可視化で世界的に注目されている、ジョン・ハッティ氏(メルボルン大学名誉教授)。通訳付き。世界中から講演依頼が殺到する中、日本初講演!
乞うご期待!!!
データ:
全国学力・学習状況調査、H24〜H31、匿名データ、各年度約10万名
(H24は、小学生約2.5万名、中学生約4万名)
(H29、中学のデータに不具合があったため、分析から除外)
母集団の学力分布の推定方法:
Easy Estimation(東北大学大学院・熊谷龍一先生開発)の推定方法:Population
可視化ツール:R
推定母集団の度数分布グラフ:
黒=H24, 赤=H25, 緑=H26, 青=H27, シアン=H28, マゼンタ=H29, 黄=H30, 灰=H31
灰色のグラフH31が若干突き出している。AB問題が統一され、問題数が少なくなったことで、学力の識別力が弱くなったためと考えられる。
推定母集団の累積グラフ:
--> 「全国の小6、中3の国語・算数数学の学力分布には、年度間で差がない」という仮定が、一定の妥当性を持つ(とっぴな仮定ではない)。
--> この仮定を置くなら、推定母集団との偏差で、サンプルの年度比較ができる。